平戸の旅 |ホテル ニュー 長崎 スタッフブログ

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今回は平戸市に行ってきました。

平戸市は長崎県北部に位置し、長崎市からは車で約二時間、バスで約三時間です。
平戸は江戸時代、出島より先に海外との貿易を始めたところで西洋の地図には「FIRANDO」と記されていました。
今も異国情緒漂う雰囲気が残ります。


まずは平戸オランダ商館へ

日本初の和洋折衷建築物として1639年に完成したオランダ商館の倉庫を
2011年に復元したもので中は当時の貿易品などを展示しています。
画像では分かりにくいですが、屋根の部分が瓦で出来ており、
入口上部には西暦の1639と世界初の株式会社としても有名な「オランダ東インド会社」を
意味するVOCの文字があります。
禁教期になると西暦が使われているという理由で破壊されてしまったそうです。
外は海に面していて、平戸城と平戸大橋を一望できます。
料金はオランダ商館のみだと310円、松浦史料博物館とのセットで800円です。

オランダ堀(ぺい)

 つづいて、松浦史料博物館に向かう途中にあるのがオランダ堀(べい)。
オランダ商館を外から覗かれないために、また延焼などから守るために設けられました。
なんともあじのある堀ですね。400年の歴史を感じます。

松浦史料博物館


 そして松浦史料博物館へ到着。
こちらは明治26年に建てられた旧藩主・松浦家の旧邸宅を利用したもので、
松浦家ゆかりの武具・調度品などおよそ300点が展示されています。

敷地内の奥の方に進むと閑雲亭とよばれる茶室があり、
茶道鎮信(ちんしん)流により点てられた抹茶とお菓子を500円で頂けます。


鎮信流とは徳川家光の時代に藩主である松浦鎮信(さだのぶ)により始められた武家茶道です。
一服いただきましたが、時間を忘れほっと一息つくことができました。
金平糖は塩が入っており、甘じょっぱい素朴な味です。
「今平戸(こんぺいとう)」という商品で史料館内でも購入できます。

平戸ザビエル記念聖堂へ

 閑雲亭をあとにし、次に向かったのが寺院と教会の見える風景。
こちらは平戸のシンボルともいえるスポットで光明寺や瑞雲寺の向こうに平戸ザビエル記念聖堂が見えます。
そして石畳の階段を上って教会へ。

モスグリーンの美しいゴシック様式で、宣教師フランシスコ・ザビエルを讃え1931年に建造されました。
布教のために平戸へ三度訪れたというザビエルの像もあります。

手前には平戸つつじが咲いていました。

ぜひみなさんも平戸へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
次回は世界遺産に登録されているスポットにも行ってみたいと思います。

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